この春に現在使っている2004年製のDell Inspironのハードディスクを換装し、さらに夏にはメモリを増設したのは、あと2年ぐらいこの古いノート型パソコンを使おうと決心したからだった。なにせ、余裕のない自営業である。仕事に差し支えない限り、新型パソコンや高級パソコンにお金をかけることはできない。

しかし、同時にEee PCに始まったNetbookは1台欲しいなあと思ってきた。なにせ、Eee PCが当初Linuxをプリインストールしていたという事情から、この機械は発売前からずっと追っかけ、某ブログではそのレポートを続けてきたのだ。追っかけていれば欲しくなる。それをぐっと抑えても、次から次へと魅力的な製品が増えてくる。価格.comで1年前には6万円を切るラップトップは数種類しかなかったのが1ヶ月前には60種、そして今日には80種を越えた。乏しい私の財布からでも出せない金額ではない。

いや、贅沢は敵だ。いまの環境で、何か不都合があるか。何もないではないか。

確かに、旧メインマシンのApple iBook G3のバッテリが再び消耗してしまって以来、モバイルには不自由する。しかし、パソコン抱えて出張に出るなんて、年に2、3回、多い年でも4、5回もあればいい方ではないか。そんな数ヶ月に1度あるかないかのために数万円を支払うなんて馬鹿げている。

それでも誘惑は止まらない。妻が最近、テレビを買った。最近のテレビには、パソコンからのモニタ出力を受け入れる端子がちゃんと備わっている。小さなパソコンをこのテレビにつなげば居間でネットを見ることができる。Mac Miniか、Nettopか。いや、多くのNetbookにはモニタ出力端子が備わっている。Netbookを買って普段はテレビにつないでおき、出張のときだけそれを持ち歩けば一石二鳥ではないか。

買いたい、買えない、買おう、買うべきではないと、気持ちは揺れる。やっぱりハードディスクタイプでモニタ画面は大きい方がいいよなあとこちらの機種を狙ったと思ったら、いや、それは本末転倒と安い機種に目が行く。いっそDellのUbuntuプリインストールモデルをとも思うが、これが必ずしも魅力的な機種といえないところが辛い。Dell以外のメーカーも、海外では出しているLinux版を出荷してくれればもう少し迷いは減るのだが。いや、かえって余計に迷うだけだろうか。

まだまだ下がりそうなNetbookの値札を見ながら、ため息をつく毎日である。