先日、OpenOfficeで縦書きをしようと苦闘した件を書いたが、このとき縦書きでレイアウトしたかったのは16ページの冊子で、それもごく内輪で使う、プリンタ出力のものだった。ただ、できればこれは中綴じにしたいと思った。

中綴じというのは、週刊誌などによく見られる製本方式で、束ねた紙をそのまま2つ折にし(実際の工程は違うが)、センターを縦にステープラー(ホチキス)で止めたものである。通常のプリンタで両面印刷してこれを作ろうと思ったら、ページの順序を1、16、2、15……という具合に変えてやらなければならない。ところが、OpenOfficeではこれができない。いや、たぶん無理やりやろうと思えばできなくはない。けれど手間がかかりそうでためらってしまう。

そこで、いったんPDFに出力してからページ順序を変更してやろうと考えた。これにはpdftkというツールが用意されているが、このコマンドラインのツールは私には荷が重い。GUIのPDF Editというツールもあるが、いまひとつ使い方がわかっていないので、今回はgscan2pdfを使ってやろうと考えた。以前、画像ファイルから一続きのPDFを作るのに重宝したアプリである。PDFを読み込んで、GUIで順序を変更できるはずだ。

ところが、このアプリ、PDFを読み込むことはできるのだが、画像部分だけで、文字は読み込んでくれない。確かに、スキャン画像を扱うファイルなのだから、そうなのだろう。わかってみれば納得できるのだが、ちょっと気がつかなかった。

しかたないので、レイアウトソフトのScribusで面付けをしてやることにした。面付けというのは、つまりは印刷面に合わせてページを割り振っていくことである。まずはページ単位でOpenOfficeの文書を出力。次にこのPDFを次々に読み込んで必要なページ順に配置する。最後にこれを1枚のPDFに出力。そして印刷した。

結果は、まずは満足すべきものなのだが、なぜか文字がボヤけてしまった。ページによっては二重印字のようになったところもある。ScribusのPDF出力時にエラーメッセージがあったから、多分その影響なのだろう。詳細はわからないが、これでは今後、高品位の仕事があった場合には同じ手段は使えないということになる。

今回はまずこれでごまかすとして、やっぱり次回は面倒くさがらずにOpenOfficeの本体で面付けぐらいできるように工夫してデータ作りをすべきかもしれない。こんなこと、本来のレイアウトソフトなら基本中の基本なんだけどなあ。Scribus、早く日本語対応が完璧になってほしいよ。