現在私のInspiron mini 12は、Ubuntu9.04(Netbook Remix)で動いている。まずは順調なのだが、最大の問題はビデオドライバがないことだ。そのために
- 解像度が本来のハードウェアの解像度(1280×800)と合わない1024×768になっている。そのため、表示が横に伸びたようになる。
- たぶんPower-managerがモニタを操作できないため、省電力設定が効かない。したがってしばらく放置したときの画面スリープやDimができず、また、画面輝度の設定が再起動ごとに失われる。おそらくこれらのせいで、バッテリの持ちがわるい。
- 動画の再生中に怪しげなチラつきが発生する。
といった不具合が起こっている。
これはこれでけっこう鬱陶しい問題なのだが、まあそれ以外は快調なので、よしとしている。というか、他に選択肢がなかったというのが情けない実状なのである。
まずはInspiron mini 12とUbuntuの関係について、ざっとまとめてみる。
- インストール可能なことが確認されているバージョンは8.04以降。
- DellのUbuntuプリインストールマシンのバージョンは8.04
- ビデオドライバ(Xserver-xorg-video-psb)は8.10以上は未対応。
- Dell配布のUbuntu再インストールディスクは、プリインストール機に添付の再インストールディスクと微妙に異なっている。
- 通常の手順でインストールCDもしくはUSBディスクから起動できるのは9.04のみ(Netbook Remix=UNRしか確認していないけど)。
- その他、特に特殊な知識を要せずにUSBからインストールできるものにUbuntu Mobile Edition(UME)がある。これはUbuntu8.04ベース(つまりビデオドライバOK)。ただし、通常のインストールとはまったく異なった方式でインストールされる。
- 上記2つ(9.04とUME)以外、のインストールには、CDもしくはUSBからのブート時に、Boot Optionとしてコマンドを追加しなければinitramfsというエラーが出て素人レベルでは解決不能に陥る。もしくは別種の、やはり素人レベルで解決不能な問題が発生する
こういう状況。私は挫折してしまったが、ブート時のトラブルに関しては、頑張ればどうにかなるだろうと思われる(詳しい解説はあちこちにあり、たとえばこちらなどは非常に参考になる。たぶんこの通りにすればブートはできるのだろう)。だから結局は、8.04を使うか9.04を使うかという問題に集約されるわけだ(8.10を使うメリットはあまりないだろう)。
9.04を使うことのデメリットは、上記のビデオドライバの問題だ。一方、8.04を使うことのデメリットは、要は「古い」ということに尽きる。確かにHardyは安定版で、そこそこに使いやすかった。けれど、このブログでもいくつかの問題点は書いたように思う(もう覚えていないけれど)。もちろん個別には解決可能なことで、たとえばOpenOfficeのバージョンが低いことは、手動でインストールすればそれで済むことだろう。けれど、素人の私としてはあまり面倒なことはしたくない。せっかく9.04が出て快調に走っているのに、いまさら過去の問題に戻りたくはない。
そして何よりも、8.04というバージョンに縛り付けられることになる。これまでの経験から、Ubuntuはアップグレードごとに安定していくことがわかっている(アップグレードで失望したことがない。ブログを見ても、アップグレードに関するマイナス評価の多くは、おそらくクリーンインストールをしなかったことによるものと思われる)。だから、どうせ半年後にやってくる9.10になっても8.04というのはどうかなあと思った。最新バージョンに居つづければ、そのうち問題のXserver-xorg-video-psbだって対応するようになるかもしれないのだし。
そして、本当のところをぶっちゃけていえば、8.04のインストールはいろいろやってもどうしてもうまくいかなかった。うまくいくはずだということはわかっているけれど、根性が尽きた。どうにかなったと思ったら、どこかに不具合があるらしく、やたらと遅い。それでもう、面倒になって9.04にしたというのが正直なところかもしれない。
そのあたりは、また明日にでも報告しよう。長い、長い話になるから。