ときどき読んでいるブログで、場違いな「あしながおじさん」からの引用があった。そういえば子どものころに愛読したこの本、その後、読んでいない。どんな話だったかなあと思ったが、こういうときにネットの時代は便利である。Internet Archiveに行って検索してやると、著作権の切れた名作はたいてい見つかる。「あしながおじさん」も、もちろんあった。さっそくダウンロード。けれど、落としたファイルが読めない。あれ?

拡張子は.epub である。そこで、この拡張子をキーワードにsynapticパッケージマネージャを検索。すると、FBReaderというアプリケーションで読めることがわかった。これにチェックを入れてインストール。

ただ、インストール後にこのファイルをダブルクリックしても開かない。探すとアプリケーションメニューにE-book Readerという名前で入っていたので、ここからアプリケーションを起動。「Add File to Library」というアイコンをクリックしてダウンロードしたファイルを開くと、無事に読めた。

ただ、この方法はちょっと面倒くさい。そこで、ファイルを右クリックして、「別のアプリで開く…」からアプリを指定しようと考えた。けれど、このアプリケーション一覧にはFBReaderは表示されていない。「コマンドを直接指定する」にコマンドを入力しなければならない。こういうとき、以前から私がやってきた方法は、右側の「参照」ボタンを押し、/usr/bin/以下からこれと思われるコマンドを探して選択するというもの。起動コマンドはたいていの場合アプリケーション名なので、ほぼこれで間違いなくたどり着ける。

けれど、今回は「コマンドを直截指定する」に、アプリケーション名である「FBReader」を入力してみた。いちいちディレクトリをたどらなくてもそれで十分だというのを以前に経験していたからだ。やってみると、ちゃんとFBReaderからファイルが開いた。そして、以後は .epubの拡張子のファイルをダブルクリックするとFBReaderが立ち上がるようになった。

ちなみに、このFBReader、PDAのようなモバイルでの使用を想定しているようで、操作はいくつかのアイコンをクリックするだけに単純化されている。読書という目的に限定すれば、その方がシンプルでストレスがないのだろう。けれど、「全文選択」のような単純な操作が一般的なショートカットキーではできないなど、使いまわしはあまりよろしくない。そういう目的のアプリではないのだからかまわないのだけれど、せめて設定でPDA用とパソコン用のインターフェイスを選べるようにしてくれたらいいのにと思わなくはなかった。

Aboutによれば、EBReaderは、fb2、html、chm、rtf、plucker等のファイル形式にも対応しているそうである。ただし、これで日本語のhtmlやtxtを開いてみたら完全に文字化けていた。どうやら日本語には対応していないらしい。中国語には対応しているようなので、抜け道はあるのかもしれないが。