DellのInspiron mini 12が気に入って使っているのだが、ひとつ不満があるのはバッテリの持ちが悪いことだ。いろいろ試しても、だいたい2時間でバッテリが切れる。いままでの最長で2時間20分程度。ところが、これが公称では「最大3時間32分」、実測でもWindowsなら2時間40〜50分ぐらいは持つのだという。ちょっとUbuntu、成績が悪すぎやしないだろうか。いや、これがUbuntu固有の成績の悪さとは思えない。というのは、以前使っていた同じDellのInspiron 2200の公称は、「最大2.17時間連続駆動」。これを出張時にg新幹線の車内で使って、だいたい2時間以上は持ったと思う。以前(確か7.04の頃)、Ubuntuのエネルギー消費の計測データというのをネットで見た記憶があるが、このときはXPとUbuntuで誤差程度の差しかなかったと思う(素のXPの方がよかったはず。言い分としては、XPを素で使う人はいないだろうと)。多少Ubuntuの成績が悪いとしても、40〜70%もの違いにはならないだろうと思う。

以前私は、これをpsbのドライバがないせいでディスプレイの電力管理がうまくいかないからではないかと推測していた。しかし、どうもそういうことでもないようだ。確かに未だにgnome-power-managerのディスプレイの輝度設定と実際の輝度が連動していないなど、不備はある。けれど、それほど大きな違いが出ているようにも見えない。

やはりOSのハードウェアへの最適化なのかもしれないと思ったこともある。けれど、Ubuntuでもちゃんと電源管理は動作していて、アプレットを導入してモニタしてみると、CPU速度が使用状況によって下がっているのがわかる。ここで無駄な電力が消費されているわけでもないようだ。

結局、私の使い方がネットブック向きではないのかとも思った。Firefoxのタブを画面からはみ出すほどにいっぱいに開いておくような横着なことをすれば、電気も無駄に消費するのかもしれない。あるいは、デスクトップ環境をもっと省エネなものにすべきなのかもしれない。

そんなふうに思っていたのだが、ふとgnome-power-managerで「デバイスの情報」を見ると、

  製品:
状態: 充電完了
充電率: 100.0%
製造元: Dell
技術: リチウム・イオン
シリアル番号: 11
型式:
容量: 66% (わずか)
現在の充電量: 16.3 Wh
最終完全充電量: 16.3 Wh
工場出荷時の充電量: 24.4 Wh

となっている。確かに現在充電率は100%なのだが、これは工場出荷時の充電量のわずか3分の2(つまり「容量: 66% (わずか)」)。3セルあるバッテリの2つ分でしかない。これではバッテリの持ちが数十パーセントも下がっても当然だろう。

ちなみに、この「容量」は、バッテリがヘタってくると小さくなる。たとえば4年以上使った旧マシンのInspiron 2200をいま見てみたら、容量は72%。そろそろバッテリも寿命だろうが、表示上は「充分」となっていた。古いMacのiBookはUbuntuのバージョンが低いので表示が少し違うため参考にならないが、死にかけのバッテリで0.2Whで100%となっている。つまり、充電率は現在の電池の容量に対しての割合であり、電池の容量が下がれば同じ100%でも使用できる量は小さくなる。

ということは、Ubuntuではバッテリの3分の2までしか充電できないのだろうか。買ったばかりのマシンのバッテリが消耗しているとは考えにくいので、そういう推論が生まれるのだが、どうなのだろう。しかし、電源を切って置いてあるときにはUbuntuもVistaもないのだから、これはおかしい。ハードウェアの認識の問題なのだろうか。

このあたりを確認するには一度Vistaで起動してみればいいようなものだが、あいにくなことにVistaは削除してしまっている。XPだったらパーティションを工夫して空き領域にデュアルブートでインストールしてみるのだけれど(これはこれで厄介な作業だが、できなくはない)、Vistaではたぶん無理だろう。ハードディスク全体を初期化されたりしたんじゃたまらない。

それとも、単なるバッテリパックの初期不良なのだろうか。Dellに電話すべきか。しかし、OS変えてしまってるからなあ。サポート外になるのは嫌だ。

どうしてもということならいったん旧マシンに再引っ越しで戻って、Vistaを再インストールしてからDellに文句をつけるんだろうけど、せっかく調子良く動いているのになあ。困った。