日食が見えるというので、期待していたのだが、私のところでは雲に隠れて見ることができなかった。すぐ近くの小学校に通っている息子は見たというので、一瞬の雲の切れ間を見逃したらしく残念だ。いつ雲が切れるかわからないので、戸外で仕事しようと思っていた。公園のベンチにモバイルすれば、見逃すことはなかろうと思ったのだ。ただ、ちょっとした事情でこのアイデアがかなわず、出たり入ったりしながら待っていたのでチャンスを逃してしまったようだ。かえすがえすも悔しい。

ともかくも、2時間ばかり戸外のネットのつながらない場所にいようと思ったが、仕事の手はできるなら休めたくない。英文翻訳でもっとも武器になるのはGoogle検索であるが、辞書としては英辞郎を便利に使わせてもらっている。CDロムの形でデータを購入することもできるのだが、常に最新を使いたいので無料のネット版を使っている。オフラインでは、これが利用できなくなる。

そこで、英和・和英辞典であるGjitenをインストールすることにした。以前にも使ったことがあるソフトで、英辞郎ほどではないが、そこそこの語彙量がある。データはモナシュ大学で管理しているedictを使っているとのこと。間に合わせ程度ではあるが、下手な中辞典程度よりは役に立つことも多い。

とはいえ、語彙量は多い方がいい。何か追加で使える辞書がないかなと思ってネットを探したら、GENE辞書というのがダウンロードできることがわかった。ダウンロード先はこちら

ダウンロード・解凍して、出てきたテキストファイルをGjitenの設定の単語辞書から追加。これで使えそうなものだが、単語はヒットするものの、訳が出てこない。ファイルの中身を見たら、edictとは形式が違う。まず文字エンコーディングをShift_Jisから変換し、次に全ての区切りが改行になっているのを、単語と訳の間を「/」でつなぐ形式に変換。賢いやり方がわからなかったのでGnumericで表に流し込んで処理。方法は難しくないが、多少の手間はかかった。

ともかくも、これでGENE辞書はGjitenで扱えるようになった。せっかくだから、この手間をかけた変換済みファイルを公開したいという気になる。だが、それはできない。GENE辞書はオープンソースではなく、再配布に制限があるようだ。作者の連絡先もあまりはっきりとはしていないし、深追いするものでもない。著作者に認められた個人利用の範囲で止めておくのが無難なようである。

このGENE辞書、十年以上前に更新が止まっているようでもある。オープンソースにしてアップデートしていけばいい辞書になるかもしれないのにと思う。項目数は5万7千語以上にのぼるのだから、ちょっとした中辞典程度のことはある。edictと重複しない部分もあるし、重複してもそこは解釈の手がかりが増えるだけだから問題はない。これもまた、少し残念。