妻が使っているデスクトップ型のPCの調子がどうもおかしい。先日はカードリーダーを認識しなかったし、昨日は有線LANを認識しなくなった。USB式の無線LANでしのうごうとしたら、ドライバインストールのためのCDが認識しない(余談だが、Ubuntuで起動したらドライバインストールなどしなくても無線LANが認識。このあたりはWindowsのどうかなあっというところ)。何度かやっていたらCDは読めるようになったしカードリーダーはいつの間にか復活しているし、無線LANもOKになったので使用に問題がなくなったと言えなくはないのだが、こうもトラブルが連続するとやはりどこかハードウェアに不具合が出てきたのではないかという感じ。ちなみにこれらトラブルはWindowsで起動したときもUbuntuで起動したときも同様に発生するから、ソフトの問題ではないと思う。BIOSのレベルかもしれないが、特に今までそういうこともなかったし、最近そこをいじったこともないので。

まあ、このぐらいの不具合は、デスクトップ型の強みで修理できなくはないだろう。仮にマザーボードのI/Oが傷んでいてマザーボード交換とかなればかなり大掛かりで私の手に余るかもしれないが、まあ、やってみる価値はあるだろう。

しかし、こういった不具合が起こる前から、そろそろこのPCを買い換えようかという話はしていた。というのは、このPCを買ったとき妻はけっこう時間があって、これでもって当時話題沸騰中だったセカンドライフにハマろうという目論見があった。そのために、スペックと価格のバランスからデスクトップ型を選択したわけである。ちなみに、CPUもグラフィックボードも3年前にしてはそれなりのものを選んだから、そこそこに発熱し(つまり電気を食い)、そこそこにうるさいマシンになった。

ところが、このPCを買ってすぐに妻は忙しくなり、結局、このハイスペックPCの性能を十分に使うことはなかった。メールにウェブに動画の鑑賞ぐらいが主な用途で、稀にワープロと表計算を立ち上げ、年末には年賀状という、典型的なホームユーザーになったわけだ。

その一方で、子どもがだんだん大きくなり、この春には小学校に入学した。去年の秋には引越しもした。そうすると、居間の片隅に鎮座する巨大なデスクトップパソコンがだんだんと邪魔になってきた。私はノートパソコンで仕事をしているので、快適な居場所を求めて家庭内モバイルをする。ところが妻は、居間の片隅に縛り付けられ、ときには暖房のせいで暑く、ときには隙間風で寒い思いをしている。どうも、デスクトップ型よりもラップトップ型の方が妻の現在の用途になら向いているのではないだろうかと思えてきた。

そんなときに冒頭に書いたようなトラブルである。これはひょっとしたら、そろそろ買い換えなさいというお告げかもしれない。ということで、昨日、妻とどんなマシンがいいのか検討に入った。そして、夕食を食べに出たついでに電気屋に寄って、いろいろと実機を触ってきた。

しかし、タイミングがタイミングである。Intelはまた新しいCPUのシリーズを準備中だというし、何よりWindowsはアップグレードが迫っている。妻はメインがWindowsでたまにセキュリティが気になる作業でUbuntuを使っているが、基本的にはWindows使い。そしてVistaは評判が悪いが次期Windows 7の評判は悪くない。ここは無償アップグレードキャンペーンにのっかって、Vistaは使わずWindows 7でいきたいところ。

というような目論見をたまたま寄ってきた店員と喋っていたのだが、店員氏曰く「でも、リリース直後のOSにバグがあるのは常識ですから、やっぱりVistaを1年ぐらい使うことになりますよ」と。つまり「いくら無償アップグレードがあっても、半年ぐらいは手を出さない方が無難だと思いますねえ」というわけだ。

いや、確かにそうだろう。Ubuntuだって、半年毎のアップグレードの直後1ヶ月ぐらいは毎日のように自動アップデートがかかる。けれど、だからといってアップグレードのその日にダウンロードして(あるいはベータ版やRC版からインストールして)特に困った事態に陥ったことはない。最初の1ヶ月、あるいはそれ以後でも、だんだん良くなることはあっても、だから最初は使えないということにはならない。

このあたり、Windowsはやっぱり気の長いリリースなんだなあと思う。だいたいが、Ubuntuだったらアップグレードから半年待機していたら、次のアップグレードにかかってしまう。常に最新版より1つ前のバージョンを使うのが正しい方法だとはとても思えない。待つとしても1ヶ月でいいだろう。その1ヶ月であまり評判が良くなければ、そのリリースはスキップしてもいい。でも、次のバージョンにはアップグレードを逃さない方がいい。後悔することはまずないのだから。Windowsの場合、1回アップグレードしたら数年は(サービスパックを除いて)アップグレードはないのだから、半年なんてものの数ではないのだろうか。ちょっと感覚のズレについていけない。

ともかくも、早くWindowsフリーになりたいと、Windows使いの妻でさえ言う。Ubuntuに少しは慣れてきた妻が、それでもWindowsを使いつづけたいと思うのは、わずか数個の手に馴染んだアプリケーションを手放したくないためだ。だが、大抵のアプリは古びていく。古くさくなって、いつの間にか自分自身、それを使わなくなる。他のアプリで用を足せるようになるか、そもそもそういうタスクそのものがなくなってしまう。だから、次のWindowsアップグレードまでには、妻もWindows環境を必要としなくなるんだろうな。きっと。