何ともヒマなことをやると自分でも呆れてしまうのだが、Ubuntuをネタにしたコメディ小説を書いた。で、こちらのサイトにアップしてある。



題名は「るなの頭痛とライブCD」。「恋はUbuntu」という投げやりなシリーズ名で、何とも厚かましいことに50円の有料版。誰がこんなもん読むんだろうかと思わないでもないが、書いた人間が言うことではないな。

もともと、何ヶ月か前、ふと「Ubuntuが登場するライトノベルなんてあったらおもしろいだろうなあ」と思ったのが発端。妄想はどんどん膨らんで、1話あたりにUbuntuのアプリケーションを1つずつ紹介するシリーズに発展した。まさかSFにするわけにいかないので、軽いラブコメ。パソコンが登場するならオフィスでしょうということで、以前仕事をしたことがある取引先の数社をモデルに、「ベンチャー企業で働くスーパーOL」(ただし実態は中小企業の雑用係)を主人公に据えた。三角関係でなければおもしろくないので、部下の新人OLと同期のサバ管を設定。とりあえず第一話を書いたところで妄想はしぼんで、お蔵入り。

それが先日、上記のサイトの広告からそっちに迷い込み、「ライトノベルのサイトかあ。そういえばネタがあったよなあ」と、廃物利用。調子にのって第二話を執筆中。

いろいろと裏話がないわけではないのだけれど、あまり調子にのってベラベラ書くものでもないだろう。とりあえず、なんで小説なんか書けるのかということだけ説明しておこう。いや、もちろんまともな小説なんて書けはしない。あくまでその場しのぎの読み捨てものの話。

はるかむかし、私は学習参考書業界にいた。末端の編集プロダクションで、理科や数学の問題をつくっていた。で、当時の学習参考書の問題というのは、著作権も何もあったればこそ、流用と盗用だけで成り立っているような世界だった。もちろん、著作権そのものはたてまえとしてある。だから、細かい表現を変えたり設定を変更したりして、オリジナルとは外見上だけでも違うものを量産した。実質的にはどれをとっても同じなのだけれど、本来そうでなければ問題集の役にも立たないので、全員が共犯であるような世界だった。

そういう世界で20年近く仕事をしたおかげで、「パターンに乗っかって似て非なるものをでっち上げる」ことは、私の第二の天性ぐらいになっている。だから、「ラブコメでも書くか」と思ったら、書けてしまう。オリジナルといえばオリジナルなのだけれど、100%そこらに転がっているパターンだけのストーリーと表現。そんな作品に意味があるわけはないが、ともかくも形だけはついてしまう。

で、このシリーズ、各回Ubuntuのアプリを紹介する企画ではあるのだけれど、第一回だけはアプリではなくライブCDがネタ。第二回はInkscapeで、そこまではどっちにしても書いてしまおうと思う。第三回までモチベーションが続くかどうかは、反応次第かなあ。もちろん、遊んでばかりいるわけにもいかないのだけれど。