わさびーさんがaawt.shというソフト(というかシェルスクリプト)を開発したと発表しておられたのが先週のことだけれど、それ以来、何度かこれを使う機会があった。けっこういいので、ご紹介。

これはavfsというプログラムをGnomeのファイルブラウザであるnautilusで使う仕組みのようで、つまりは圧縮ファイルをダブルクリックするとFileRollerで展開するのではなく、nautilusで内容を見ることができるというもの。実際のところ、nautilusでもFilerollerでも開いたところの外見は素人目には同じようなウィンドウに見えるので、どこがどうちがうのかわからない。ただ、FileRollerのウィンドウからnautilusのウィンドウへ表示されているファイルをドラッグしても、移動はできない。ここで初めて、別々のソフトの性質の違ったウィンドウなのだということが素人には理解できる。ファイルをnautilusで扱うには、まず展開しなければならないわけだ。右クリックの挙動なんかも、細かいことをいえば違っている。

ところがaawt.shを使うと、ここのところがシームレスにできる。素人目には違いはそれだけだけれど、それだけの違いがけっこう使いやすかったりする。一部ファイルでは文字化けの予防にもなるというのは、本来の機能というよりは副作用なのだろうけれど。

ちなみに、avfsは、synapticパッケージマネージャからインストールできるもので、「AVFS(仮想ファイルシステム)は、簡単には、すべてのプログラムを、リモートまたはその他の仮想ファイルの種類の必要とするプログラムまたはカーネルを再コンパイルすることなく、圧縮されたアーカイブにアクセスできるようにシステムをインストールすることです」と説明されているが、ちっとも「簡単には」ではない。わさびーさんによると、簡単には餃子の王将のようなものらしいが、なおのこと正体不明。ともかく、どちらかといえばフロントエンドではなく、裏方で働くものらしい。これをGUIであるnautilusで扱えるようにしたものがaawt.sh、という理解をしているのだが、どうなのだろうか。

ちなみに、私の場合、変則OpenBox環境でファイルブラウザはXfceのThunarなので、スクリプトをいったんテキストエディタで開いてnautilusをthunarに書き換えた。それだけで特に問題なくこちらの環境でも動いている。おそらくXfce環境でも動くだろうし、実験はしていないけれどたとえばLXDE環境なんかでもいけるのではないだろうか。

インストールはわさびーさんのサイトに書いてあるとおりに行えばいいのだが、ひとつそちらに重要なことが書いていない。これを使うには端末から$ mountavfsと入力してavfsをマウントしておく必要がある。このことは当然書いてあるが、書いていないのは、このマウントが再起動によって無効になること。だから、aawt.shを使い続けるには、再起動ごとに$ mountavfsを実行する必要がある。当然そんな面倒なことはできないので、起動時に自動でマウントするよう仕込んでおくのがいいのだろう。方法は…、たぶんいろいろあるはず。