以前iBookを使っていたときは、AdobeのReaderが対応していなかったので、PDFファイルは全てデフォルトのevinceで読んでいた。最初のうちは文書によっては文字が表示されなかったり文字化けしたりして「これはLinuxはダメかな」とさえ思ったのだけれど、やがていろいろやっているうちに文字化けの問題は解決した。フォントによっては表示が少し汚いという欠点はあるものの、実用上は全く差し支えない状態でいた。

その「いろいろやって」の詳細はもう覚えていないのだが、最終的な決着をつけたのはcmap-adobe-japan2というファイルだった。これをsynapticでインストールすると、それまで読めなかったPDF書類が読めるようになった。嬉しくて、その後、ことあるごとに「PDFだったらcmap-adobeというファイルをインストールしたら読めますよ」と書いてきた。Dellに移行してからも、真っ先に追加インストールしたファイルのひとつだった。

ところが、今日、以前に文字化けしてcmap-adobe-japan2を捜索するきっかけになったPDF文書を開いてみたら、なんと文字化けしている。あれ? と思った。いままで気がつかなかったのは、だんだんと手許の文書にUbuntuに移行して以後のものの割合が増えてきていたせいだろう。 Ubuntuで作った文書なら、日本語でも文字化けない。だから気づかなかったのだが、他のシステムで作った古い文書を開いたらきっちり文字化けしてくれたわけだ。

もういっぺん、cmap-adobeを確認した。もちろんはいっている。これはフォントのせいかもしれないと思って、いろいろフォントを入れ直したりもしてみた。やっぱりダメだ。エンコーディングのせいかもしれないと思って、関係しそうなファイルを片っ端から入れてみた。やっぱりダメだ。

できないはずはない。だって、以前にはきっちり読めていたんだから。何で? さっぱりわからない。こんな悔しいことはない。