なんだか単純なことで以前からすっきりしない思いを抱えている。状況は、簡単にまとめてしまうと問題が見えなくなるし、詳しく書くとこんどは何が問題なのかさっぱり見えなくなってしまう。どうやら複数の原因が絡まり合っているようで、それを解きほぐすことすらできないから厄介だ。それでも少しだけ糸口が見えてきた気がするので、書いておこう。

簡単に言ってしまえば、USBに差したスティックタイプのメモリが書き込めない。正確に言うと、書き込めないときがある。

詳しく書き出す前に、原因として考えられることが3つあることに触れておこう。まず、USBメモリスティックそのものの不具合。これは、前回のCD-RWではないが、安物を買ったことと、その後の使いかたがまずかったことから十分あり得る話。次に、Feistyのバグ。これは、一部には存在が確認されていて、その解決方法もフォーラムに記載されていた。最後にDellのハードウェア上の問題。これまたかなり疑わしい現象が発生している。

さて、詳しい状況だが、まず、何をしようとしているのかを説明しよう。滅多にないことなのだが、デュアルブートのウィンドウズにファイルを持っていかねばならないことがある。いろいろな方法があるのだが(たとえばWindows側からLinuxフォーマットが読めるようなアプリケーションを用意する、逆にLinux側からWindowsパーティションに書き込みができるようなプログラムを-バグが多いそうだが-インストールする、ハードディスクに両方読めるパーティションを用意する、ネットワーク上にファイルをあげる、自分宛のメールに添付する、CD-RWに焼くなどなど)、最も簡単かつ安全な方法のひとつは、USBに突っ込んだ外部記憶装置にファイルを書き込んで、Windows側でのブート後にそれを読むということだろう。FAT32フォーマットのメモリスティックやハードディスクならどちら側からでも読めるわけだから。

ところが、この単純なことをやろうとすると、まずUSBメモリにファイルをコピーし、次にそれを取り出す(右クリックで「取り出し」を選ぶ)操作をしたところで「重要なデータを書き込んでいます」メッセージが出続けてアンマウントができない。それならばとシステムを終了し、Windows側に移ってこのメモリを読むと、ちゃんと書き込まれている場合と、書き込みに失敗している場合がある。それも、だんだんと失敗の確率が高くなってきて、ここのところ必ず失敗している。これでは使えない。(ここまで読めば、USBメモリスティックの不具合に思えると思う)。

フォーマットが悪いのかと思ってGpartedでいろいろなフォーマットを試してみたり、逆にWindows側でフォーマットをかけたりしてみる。けれど、状況は改善しない。ただ、奇妙なのはWindows側で書き込んだファイルはどうやらちゃんと書き込まれるようだということ。(ということは、USBメモリスティックの不具合ではないのだろうか)。

メモリスティックがダメなんだったらと、外付けのハードディスクを持ち出してきた。古いハードディスクの再利用なのでフォーマットしなおしておこうとGpartedを立ち上げ、フォーマットしようとしたらエラーが出てしまい、ハードディスクが読めなくなってしまった。ならばWindows側でと思ったが、Windows側ではドライブは認識しているのに、マウントはされない。まあ、フォーマットができてないんだからマウントされないのは無理もないのだが、だったらどうやってフォーマットするんだ? まともにWindows使ったことのない私にはわからないから断念。(ここまでの段階なら、これまたハードディスクのトラブルのようにも見える)。

ところがどっこいである。ここで古いiBOOkを持ち出してきてMacOSXでハードディスクをフォーマットしてやると、ちゃんとハードディスクはフォーマットできる。ということは、ハードディスクのトラブルではなくGpartedのトラブル? そういえば、Gpartedは6.10のときはけっこう使えていたのに、7.04になってからは急に使い勝手が悪くなっている。Gpartedそのものが変わったようには見えないので、Feistyの不具合なのだろうか。

ただし、これでめでたしめでたしとはいかず、MacOSXでフォーマットしたはずのハードディスクはWindowsでは読めない。そんなはずはない。普通に(Macでいうところの)Dosフォーマットにしたらどちら側からでも読めたはずなのだ。(ということはやっぱりハードディスクのトラブル?)ここで負けじとiBookにデュアルブートでインストールしてあるUbuntu(7.04)でGpartedを立ち上げると、おやおや、Dellではできなかったハードディスクのフォーマットがエラーも出ずにできる。このフォーマットしたハードディスクは、DellのUbuntuでもWindowsでも読める。この段階でファイルを移動するという初期の目的は達成されたのだが、そんな単純なことのために1時間以上も悩んでいるが、まあそのあたりはもう問題の本質が変わっているわけだ。ともかくも、DellでできなかったことがiBookならできたということは、これはハードウェアの問題なのだろうか。iBookなら(MacOSXでもUbuntuでも)、例のUSBメモリスティックへの書き込みもちゃんとできるのだし。

しかし、しかし。iBookのUbuntuでハードディスクを取り出そうと思ったら、取り出しに失敗する。「アンマウントできませんでした」というエラーメッセージが出る。あれ、これじゃあDellのトラブルと一緒じゃないか。(ということはFeistyのバグか? だって、MacOSXならちゃんとアンマウントできるんだから)。

とまあ、ひとことでいってしまえばたいしたトラブルでもないようなことが、「いったい誰が悪いの?」と思いはじめたらどんどん泥沼にはまってしまう。もうちょっと解きほぐせたらどこから手をつければいいのかわかるのに、これではどうしようもない。以前から同じようなことを何度も試し、同じようなすっきりしない思いで終わっている。

ちなみに、最後の「取り出し」でアンマウントできない件に関しては、フォーラムのこちらにエントリーがあった。これによれば「正式リリース前には解決しておくべき既知のバグ」なのだそうで、私には理解できないコマンドの呪文を打ち込めば解決するとあった。やってみると確かに「取り出し」が「アンマウント」に変わり、アンマウントできるようになった。けれど、自分にとって意味不明のコマンドというのは、やっぱり気持ちのいいものではない。そして、USBメモリスティックに書き込めない(とりだし操作時に「重要なデータを書き込んでいます」メッセージがいつまでも消えない)というトラブルは全然解決しない。ハードディスクのアンマウントだけが、普通にできるようになったというだけ。

さてさて、どうしたらいいのだろう。Dellが悪いのか、安物のUSBメモリスティックが悪いのか、7.04のバグなのか。もっとややこしいのは、これらの組み合わせ、つまり相性の問題である可能性だ。そして解決方法は? もうちょっと上等のメモリスティックを買うことか? Dellに欠けているかもしれないドライバを探すことか? フォーラムをもっと検索して意味不明のコマンド呪文を見つけ出すことなのか? 五里霧中に陥ってしまった。

もともと滅多に使わないWindowsを使いたいときだけのトラブルなんだし、その目的のためにはいちおうはハードディスクがフォーマットできて解決しているし、迂回方法も山ほどあるし、どうでもいいといえばどうでもいいことなんだが。けれど、やっぱり嫌だ。まともに使えないのは、何かと不便だから。